2019年4月1日月曜日
君の結婚とぼくらの青春に祝福を
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一昨日結婚した友達が、式で「この歳になって気づくなんて遅すぎるかもしれないし恥ずかしいことだが、最近ようやく日々を過ごしてゆくことにささやかな誇りを持つようになった」と言っていた。 友達とは中学から一緒だが、仲良くなったのは高三の終わりからで、ハイデガーとかアドルノとか、そういう...
2019年3月14日木曜日
夢十夜(第93夜)
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夢の中で親父とケンカをした。 それで家を飛び出して、無性に走りたくなって山の中を駆け出したんだ。家が山の中にあったんだな。 ずっと下り坂で全然疲れなくて、結構な速度が出た。 左右にくねくね曲がる道をしばらく走ると、そこに爺さんとうり坊、要するにイノシシの子供がいた。 おれはあぶね...
2019年2月23日土曜日
ナンバーガールに追憶を寄せて2
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ナンバーガール復活のニュースに興奮したおれは、気づくと日記をしたためていた。先日の話である。ずっと何かを書くということに躊躇し続けていた自分が突然あんな風に語り始めたのかよく分からない。もちろん嬉しかったのだと思う。ナンバーガールは自分にとって性衝動と破壊衝動の象徴なのであり、そ...
2019年2月15日金曜日
ナンバーガールに追憶を寄せて
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おれは17歳のときにはじめてナンバーガールを聴いたんだけれども、本当の意味では初めて刺さったロックンロールかもしれなくて、それは「なんてカッコいいんだ」と思うと同時に、「なんて気持ち悪いんだ」という気持ちも少なからずあったように思う。向井秀徳の歌はとてつもなく甲高いスネアの音と、...
2018年7月18日水曜日
大麻考
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ぼく自身は大麻をやったことはないのだけれど、昔よくやっていたという友達がいる。 大麻を吸うとカラダから魂が抜け出て、だだっ広い宇宙空間のド真ん中に連れて行かれるという。そうして、"すべて"が分かるのだそうだ。"すべて"というのは、言葉の通り...
2017年4月22日土曜日
蕎麦屋
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地元には愛すべき蕎麦屋があって、わざわざ遊びに来てくれた友達を時々連れていく。 新聞を読むおじさんから家族連れに部活帰りの高校生、果てはおひとりさまのOLまで、食事時はいつだって込み合っているから、お昼下がりとか、夕方とか、少しずれた時間帯に行く。 玉子焼きを注文して、日本酒を一...
2016年9月13日火曜日
透明な日
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最近王子神谷ずっと帰らんかったんだけれど、どうしても曲作りができなくて久々に帰ったら一瞬で出来た。 ぼくの家のすぐ裏には墨田川があって、もう少し歩くと荒川があって、とても気持ちがいい。もうこの土地には十年以上住んでいるけれど、ぼくはこの町が本当に好きだ。 川のほ...
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